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コミック戦国無頼 2010年 09月号 [雑誌]
コミック戦国無頼 2010年 09月号 [雑誌] (JUGEMレビュー »)

松永久秀「信貴山城グランギニョル」60ページ

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戦国の女性・エプロン?について

 少し前にTwitterで言ったネタですが、女性の前掛けについて。

大河などでは、侍女とか庶民女性の衣装としてスカート状態の前掛けをよく見かけますが、あれはしびら(褶)と言って、装束事典などによれば下級の女房・庶民女性が着るものだそうです。
しびらの女性
ただ、室町後期に流行したという記載も見かけたので、戦国時代より少し昔のものかもしれません。

じゃあ戦国時代はどうだったのかと言うと、洛中洛外図ではこんな感じのが見られます。
前掛けの女性
舟木本では、どこを見ても前掛けはこればっかり出てきます。しびらの女性はまだ見つけられてません(私が)。
庶民の働く女性がつけているのは、みな赤いエプロン。なぜ赤なのかは不明ですが。

なお舟木本では、貴人女性の上臈と思しき侍女(同じ部屋の中で一緒に座ってるクラス)たちは、女主人とほぼ同じような格好をしていて、しびらも前掛けも付けません。
上臈は女主人の名代として外出したり、人前に出ることもあるから、同レベルの服装が必要なのかと思います。

今、wikiで「裳」を検索すると「しびらだつ物」という項目があります。
そこでは庶民女性の礼装とあるので、もしかしたら、室町期に流行したものがそのまま服装として定着したのかもしれません。

というわけで、大河で侍女がしびらをつけているのは本来の風俗とは違うようですが、これはきっと設定上の見た目のわかり易すさを出すためかなと。
何を差し置いてもわかりやすさは大事。


…と、相変わらず時代物の仕草や服装は気になりまくりなのですが、漫画の場合ビジュアルと臨場感は大事なのと、まだあまり情報を持ってないので、気になることはとりあえず調べたりしています。
| 戦国 | 16:49 | comments(0) | 岸田ましか |

日本の肖像画って全然本人に似てないってマジですか

今の仕事について。
漫画なので、武将とかキャラクター化してビジュアルの設定をする必要があります。
特に肖像画を探してきて参考にしたりしますが、そっちの図像についていろいろ調べているうちに、

日本の肖像画って、古代からごく近代まで像主(モチーフとして描かれる本人のこと)に全然似せる気がないという事実を知って唖然としております…。
似て無くてもいいんですって。なんたるこった。
どうりで、美術書専門書とかで見る解説って、こちらの期待とはずいぶんズレてて違和感あるなーと思った…。

古来から日本の肖像画(この場合実在した人物)は、故人を偲んで遺族が絵描きに発注して描かせるものが普通なんだそうです。
要するに大抵の場合、描かれた時点でその人は亡くなっている。生きてる人をわざわざ描く場合は「寿像」という呼び方があったりする。
ゆえに、エカキが本人をスケッチしたかどうかは限りなくあやしく、むしろ本人に会ったことのない可能性のほうが高い、とのこと。

いちおう、遺族からこういう感じの人、と注文を受けてモンタージュ作成のような状況で描いたりもするらしい。
が、大事なのは、遺族がその人の供養のために描かせた、という出来事のほうのようで、本人の容貌を再現してるかどうかについて、当時の人は全然気にしていない。

あーびっくりした。
私事ですが、学生の頃勉強したのは専攻上、主に西洋美術ばかりで、日本画につていはサッパリでして、好きな画家しか知らない有様です…。
じゃあ西洋絵画をちゃんと解ってるかと言われるとかなりやばくて申し訳ないですが…。
ヨーロッパのいわゆる肖像画はスナップとして十分に機能しており、画家が細密に当人のキャラクターを再現しているのは、皆さんご存知のとおりです。
美術館とかで見れる絵、まるでそこに本人がいるようでしょ。
あれがヨーロッパの画家の極上のテクニック。

じゃあ本邦の画家は技術で劣ってるのかというとそういう話でなく、本人に似せること以外に、職業として、また後世では美術品として、ちゃんと価値があるわけです。
そして似ていなくても、資料としての価値も、もちろんある。


ところで世間では知られてるとおり、目撃者から警官が事情聴取して手書きで作成するモンタージュ画像は(失礼ながら)ほぼ素人絵のスケッチ状態ですが、その画像を手がかりに発見された人物と画像を比較すると、なぜか不思議と似ている。
絵画としてどうこうでなく、人の記憶を呼び起こす技術が秀逸なのがよくわかります。
もしかしたら、そうしたモンタージュ作業によって、ちょっとでも、本人に似た図像が出てこないかなーと期待してみるも、それはもう少し調べてみないと解らない。

でも、今後もキャラクター設定については、肖像画が実在するもの、見つけられたものについては十分参考にさせていただく所存です(それに似せるか否かはその時次第)。今のところ。


そんな日本の不思議な肖像画の話。
似てなくても、その人を思う家族の気持ちがある。
そういう日本の絵のことをもう少し知らないといけないなーと思います。
| 戦国 | 20:27 | comments(2) | 岸田ましか |

戦国時代の女性の仕草・06【付記】

 リアル戦国ウォッチャーの一人、宣教師ルイス・フロイスが、当時の日本女性についてのコメントを自著「ここが変だよ日本人」…ではなく「日欧文化比較」という小冊子に書いています。
ここに、女性の座り方についての貴重なレポートを発見。

-------------------
(以下引用・岩波文庫「ヨーロッパ文化と日本文化」より)

第二章 女性とその風貌、風習について 63
(前略)日本の女性はいつも畳の上に座り、足を揃えて後方に向け、片方の手で支えている。

(引用以上)
-------------------

しかし知られているとおり、フロイス氏の報告は、偏見、誇張、勘違い、見まちがい、思い込みが多く、紛らわしいこと顕著なので、言葉のまま鵜呑みにするわけにはいかないのですが、レポートを見る限りなら、畳の上に座るような貴人の女性(武家の正室等?)には、どうやら横座りもあったらしい?

おそらく、フロイスの出会った女性はこんなだったのではないか。
想像_フロイスの見た姿
当時の人から見たら、南蛮人はとても珍しかったでしょうね。



今回のネタはここでおしまい。また、どこかへ続くかも。
| 戦国 | 22:03 | comments(0) | 岸田ましか |

戦国時代の女性の仕草・05【おそらくこんなお辞儀】

 現時点での想像図。戦国時代の女性のお辞儀について。
(わざと足の下書きを残して見えやすくしてみましたが…どうかな)

(F)会釈程度なら立て膝座りのまま、両手を両脇あたりの床について。
想像_会釈

(G)深くなら、片足は正座、もう片足は跪座か立て膝にして、両手を前につく。
想像_深くおじぎ

自分でもやってみたけど、これらは無理なく普通に出来る。特に(G)はもっと深く倒れることも可能。

以上はあくまでも想像だけど、それにしても洛中洛外図がかもし出す当時の生活の臨場感は非常に楽しいです。
日本の絵画は様式的な要素が多いので、風俗画も見たまんまの生活を100パーセント描写してるわけではないですが、同時代に描写された洛中洛外図については、結構生活感が出ていると思う。
数千人の登場人物の、座る、歩く、走る、騎馬する、笑う、怒る、嘆く、驚く、人と出会う、売り買いをする、イチャイチャする(男女だったり男男だったり…)、踊る、酔ってゲロを吐く…等々、そのときの日常で見かける無限の仕草を、デザインされた様式のみで描いているとは思えない。作者の写生の要素はふんだんにありそうです。

参考にした舟木本は、関ヶ原直前の時期に描かれたといわれているので、もしそうなら、戦国時代末期の世界を十分垣間見れる資料だと思います。
江戸時代に入って、特に戦後生まれの画家が描いたものになると、美術品としては価値があっても戦国の資料としては、おそらく当てにならない。
(江戸時代になると、かつての戦国は軍記ものというエンターテイメントとして、作り手や依頼主の意向が存分に含まれる創作描写になってしまいます。まあ今の私がしてることは同じですが(笑)

というわけで、驚くような新事実というものではありませんが、調べないとわからないことはまだまだ多いなとつくづく思ったり。

また引き続き、戦国時代に描かれた洛中洛外図の、中の人たちを探しに行ってこようと思います。
しかし、こんなの気にしてるのって私だけか?
ほとんどwebで見かけなかったもので…。

にしても、調べ物に関してはほぼ素人だし、まだまだ色々足りないと思います。
何か気になる点や、ご存知の情報などがございましたら、ご教示いただければ幸いです。


(06に続く)
| 戦国 | 21:47 | comments(0) | 岸田ましか |

戦国時代の女性の仕草・04【お辞儀みつけた】

 そして…見つけた!!「戦国時代のお辞儀する女性」

(E)
洛中洛外図舟木本 、左隻3扇より。
祇園のお神輿を拝む女性の姿。
左隻・第3扇上部・神輿を拝む
左膝は正座状態、右は立て膝。
深く上体を倒していて、右肘が腿の向こう側にあるので、混雑の中で身をすくめてる印象。

これは神仏を拝んでいるところだけど、人に対するお辞儀も所作そのものにあまり差があるとは思えない。
やっぱり、居住まいの姿勢のままのお辞儀というのが、生活として自然かも。

しかし、今のところ証人は「この女性」ただ一人。
ただでさえ姿の残ってない戦国の女を、もっと古い洛中洛外図を中心に捜索続行しなくては。


(05に続く)

| 戦国 | 04:05 | comments(0) | 岸田ましか |

戦国時代の女性の仕草・03【気になる人たち 其の弐】

さらに気になるものリスペクト。

(C)左隻・第5扇上部
雅楽を観劇する宮中の貴婦人。
左隻・第5扇上部・雅楽を観劇
立て膝座りに、被衣姿。
紫宸殿の前庭での催しですが、屋内であっても人が集まる場所では被衣をかぶるみたい。
周囲の女性たちもほぼ同じ格好です。
しかし内裏ということは、この人は公家か皇族の女性?
だとすると、この時代の立て膝座りは、説明する必要のないほど身分問わず自然で普通の仕草ということか。

(D)左隻・第6扇下部
裁判の当事者?の女性。被告か原告かは不明。
左隻・第6扇下部・裁判
正座だけど、身を乗り出した仕草からすると、両方のかかとはお尻に付いている?
いわゆる跪座(きざ)という、つま先を立てた正座のように見える。
右手を地面についているのが気になる。お辞儀した直後だろうか?


洛中洛外図では、正座の人もわりと見かけるけど、基本的に家来や召使が主人の傍にいるときにする場合が多い。
そしていわゆる正座よりも、つま先の立っている跪座の感じがする。
現在の正座の元となる仕草なんだろうと思う。
用を言いつけられたらすぐに動くための姿勢なんだろうな。


(04に続く)
| 戦国 | 04:02 | comments(0) | 岸田ましか |

戦国時代の女性の仕草・02【気になる人たち 其の壱】

 僭越ながら、私なりに図像をこう解釈する、という意図で、舟木本から気になるものをリスペクトしてみました。スケッチで失礼。

(A)右隻・第1扇上部
女主人と、お酌する侍女らしき少女。
右隻・第1扇上部・女主人と侍女
侍女のほう、お辞儀ではないけれど、手を前に支えて前に乗り出す仕草。
立て膝座り。

(B)右隻・第3扇中部
飯屋の大夫つまりプロのおねえちゃん。
右隻・第3扇中部・飯屋の大夫
店先で通行人に色目を使い営業中。
これも立て膝座りで、前に身をのりだす仕草。
身体を支えるため左手が前に出る。

これらから想像だけど、立て膝が日常的な姿勢ならば、そのまま前に上体が倒れるのが当時のお辞儀ではないだろうか?と思う。

しかし(A)も(B)も、両膝をドーンと大きく開いて豪快に座ってる姿に驚きです。周囲の男性とほとんど同じだし、身分の差もあまりない座り方みたいです。


(03に続く)
| 戦国 | 03:41 | comments(0) | 岸田ましか |

戦国時代の女性の仕草・01【お辞儀を探してます】

 戦国時代を描くために稚拙ながら色々と調べてます。

今は、今後の仕事用に女性の資料を探してますが、これが格別少なくて唖然。
政治的な要素についてだと各種豊富にあったりします。
が、漫画で絵柄にするので、生活の様子とか特に知りたいのだけど、なかなか探すのが難しい。

特に知りたいのは、お辞儀の仕草。
そしてこれが見当たらない!
座ったままするおじぎは、生活上よくある動作だと思うのだけど、そもそも礼儀作法のようなリアル生活マニュアルは、時代が変わって用がなくなると自然と消えうせて記録に残らないのかもしれない。

戦国の女性は胡坐や立て膝で座るのが一般的というところまでは解ったけど(肖像画でよくわかる)、その格好でどういう生活していたのか、気になるよなー。

で結局、唯一にして豊富な資料はこれしかなかった。
「洛中洛外図」
女に限らず、当時の風俗すべてがこれにある。何でこれに早く気付かなかったんだ…。

なので、とりあえず「洛中洛外図 舟木本」(奥平俊六・著 小学館)を購入。
この本、図像の隅々をピックアップして解説する方式で、読み物として非常に楽しいです。
本の構成上完全な全体は無理ですが、それでも登場人物2,728人の中から目当ての風景を捜索することにしました。

このあと、この調べものの案件について、twitterにツイートしたもののログまとめも兼ねてこちらにエントリすると思います。
ご興味おありでしたらぜひお付き合い下さい。


(02に続く)
| 戦国 | 03:36 | comments(0) | 岸田ましか |

細川家の至宝

DVC00023.jpg
上野に行ってきたのは昨日ですが。またしても会期ギリギリになってしまった。最後の時期に行くとやっぱり混んでるね…。でも楽しかったです。

やっぱり興味あったのは細川家伝来の甲冑具足とか当時の文書(読めないけど)とか。
いちばんの人だかりだったガラシャの手紙は、「たゝおきとの」に宛てたもので、残ってる細川夫人の直筆の中で唯一「からしや」と署名のあるものだそうな。内容といい、なんかすごくじわりと来ましたよ。

あとお土産に図録は必須。
美術展・博物展の企画展の図録というのは、最新の研究で解説されているが素人でも読みやすく作ってある、写真が細密で綺麗、装丁も凝ってる、そして安い、と、買っておかないと損な内容です。
特に最近の図録はどこもいい!大昔は、専門家が専門用語並べ立てて悦に入っているだけのガッカリな代物がよくありましたが、今回の図録も2500円でこれだけ持ち帰られれば大満足な内容です。
本格の美術書とか研究資料集は、難解な上にゼロもう一つ付くようなのが普通にあるからなー。アレはいろいろ無理。
しかしぜいたくを言えば、文書には書き下し文を付けてほしかったな…訳者の恣意的な解釈を含むみがちになるからなのか?最近はこういうのにあまり書き下しをつけてくれませんが、まだこれをすらすら読める領域には至っていない…。勉強しなくては。
しかしいつものことだけど、分厚くて重いな!
早く電子ブックリーダーが携帯並の普及率になって、こういうカタログもデータ版があって、電子版をご購入の方はこちらからご自分のブックにダウンロードして下さい、とかそういうふうに早くならないかしらん。

その後、巡回バスめぐりんで浅草まで直通同然で行き、友人と楽しく過ごして帰って来ました。
| 戦国 | 14:56 | comments(0) | 岸田ましか |

『独眼竜政宗』視聴完了

 仕事の合間あいまに少しづつしか見れなかったので、一年以上かかったけど、先ほどようやく全編見終わりました。
放映当時は全然歴史ものに縁がなくて、見てなかったのですべて初めて視聴。

面白かったー!!
20年以上前のドラマなのに!
最終回のあそこのアレはちょっとどうなの?!と思わなくもないけど、でも、ああこれでもう政宗に会えないのか…と寂しくなったり。

昭和の番組なんで、今風に比べるとストーリーは淡々として見えるけど、過剰な演出に邪魔されない分むしろドラマチックです。
一話も間つなぎとかハズレの回が無くて、どれも一話として濃くて面白い!
(まあ政宗公ご当人の人生自体も、一部のスキも油断もやばいというディープな生涯ですが)

戦国三昧の前半の、「決戦、摺上原」の合戦のシーンが非常に気持ちよかった。ロケの映像がとてもきれい。
政宗はじめ登場人物それぞれの濃ゆさは、年月が経過して退場してしまうのが寂しいくらいの存在感でした。

大河ってぜいたくなドラマだよなー。
さて次はどの過去作を見ようか考え中。
| 戦国 | 00:36 | comments(0) | 岸田ましか |