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戦国時代の女性の生活について

大河のせいか、このblogが「戦国時代 女性」等のワードで検索にかかってるようなので、拙いですが調べた範囲で知ってる小話を。
同人誌で書いたことと多少被ります。

これは個人的な私感ですが。
とかく、政略結婚や一夫多妻制や自由の無さを親のかたきのような設定で語られることが多い戦国女性ですが、よく考えれば当時はそれが常識だったので、当人たちはそこに疑問は持たないんじゃないかと。
現代の我々が、現代の常識を無意識のうちに受け入れているのと同様に「現代である当時」も、そうだったのではと思います。

それはさておき、ここでは戦国時代の大名クラスの女性について。


・当時の女性の仕事とは、家を守り子供を産み育てること。この「家」とは今で言うファミリーのことより「家制度」が優先されます。

・そのせいか、現存する女性の手紙の内容は夫や子供や実家や、預かってる人質や、その他関連する人達のことで頭がいっっっぱいの印象。色々な人に気を遣い、いつも無事を願っています。

・当時の武家の政略結婚は、家と家を繋ぐためのもの。なので政略「離婚」もありえます。

・結婚は「家」システムの重要な鍵であり、よく女性だけが「運命に翻弄され」と言われますが(笑)、男性も好みで相手を選んだりできません。結婚する子供たちは家から送り出される実弾のようなものです。

・だいたい10代のうちのどこかで結婚します。まだ若いし、すべてのことは把握できません。嫁ぎ先へは、年上の超有能な侍女が付いて行きます。この影の秘書が色々サポートします。

・結婚すると、実家筋に手紙を書きまくり家や人の繋がりを絶やしません。

・幼いうちに婚約することもありますが、初潮を迎えるまでは当然夫婦にはなりません。いざ夫婦になると、男子を出産するまで妊娠を続けます。体力勝負!

・幼い子供の養育も重要な仕事。特に嫡男については、コネを駆使して禅宗の高僧に来てもらいます。家庭教師を探すのは母の仕事です。

・自身が教師になることもあるようです。武田信玄正室の三条夫人は、自分の産んだ子にも側室の子にも皆、彼女の出身である公家風の行儀作法を授けたと言われています。

・正室が、側室を探してきて連れて来ることもあります。目的はもちろん妊娠してもらうのと、結婚によって繋がる家を増やすため。子供の数は多ければ多いほどいい。

・一夫多妻制度なので、側室も正式な奥さんです。愛人やメカケではありません(笑)

・なので、旦那が「浮気(妻でない女性が相手)」をすると奥さん達は怒り狂うようです…。結婚による繋がりを無視して好き勝手な相手と、というのは家制度のルール違反なんでしょうね。何のために私らがいるのよ!ということかと…。

・色々な繋がりを作るのが仕事なので、他家への贈答品を手配したり、戦の物資の手配とかもしていたようです。家同士の関係や、庶務的な事情を熟知していないと出来ない、裏方の難しい仕事です。

・なおこの時代の習慣として、高貴な女性ほどあまり外に出ません。外に出るときや、屋内でも人が多いところでは被衣を被ります。おそらく、家の仕事で相当忙しいと思われるのでそんなに遊ぶ余裕はないかもしれない。

・外に出ず見知らぬ人とほとんど会わない生活でも、今で言う外交も仕事としてこなします。実際に動くのは名代の侍女たちですが、それを指示するのは奥方の仕事です。大坂の陣で、講和交渉の席で実際に活動したのは西軍も東軍も女性達といわれています。

・家系図で「女(だれそれの娘、の意味)」と書かれるだけで名前の残っていない人が多いですが、女性の名を直に呼ぶのは両親や夫など一部の目上の人だけです。

・武家の奥方という身分は、それ自体が気を遣い頭を使う大変な仕事です。いや業務というべきか。おそらく、自分よりも一族のことをいつも気にかけ、自分は表に出る気のない当時の女性達の、見えない凄さをつくづく感じます。



以前のエントリやTwitterと被るかと思いますが、まとめ的なエントリとして載せました。
何かお気づきの点があれば、ご指摘いただければ幸いです。
また、こちらでも逐次修正するかと思います。
| 戦国 | 23:33 | comments(2) | 岸田ましか |

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Comment

>市子様

はじめまして。コメントありがとうございます!
お返事しようと思ったのですが長文になってしまったので、新しくエントリを更新しました。
ご参考になれば幸いです。
| 岸田 | 2011/06/09 1:38 AM |
こんにちは。はじめてコメントします。
戦国時代の女性の生活についての記事、とても面白かったです。

質問なのですが、このような知識はどういったところから知ったのですか?
今、戦国時代の女性について色々と調べているのですが、今回の記事はとても参考になったので、参考にされた文献が知りたいです。

もし良かったら、教えて下さい。
よろしくお願いします。

2011/06/08 市子
| 市子 | 2011/06/08 9:35 PM |

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