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コミック戦国無頼 2010年 09月号 [雑誌]
コミック戦国無頼 2010年 09月号 [雑誌] (JUGEMレビュー »)

松永久秀「信貴山城グランギニョル」60ページ

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信長小説2 作

鈴木輝一郎氏著
「信長と信忠」2009.11発行
「死して残せよ虎の皮」2000.07発行
どちらも楽しく読みました。
DVC00010.jpg
「信長と信忠」は、嫡男信忠の誕生から最期のあの時まで。
この二人を中心に、色々な武将の父と息子が登場し、家族愛で結ばれてると知ってはそんなの嘘だと怒り、息子を勘当する父を見ては酷薄だと怒り、自分は跡取りに猛烈に嫉妬する、屈折しまくりの親父信長ストーリー。
この先生は、ほんっと信長が好きなんだなあ。
父が息子に嫉妬する、もしくは(この作品では多くは書かれないが)息子が父に挑むというのは、文芸からエンタメに至るまで大昔からよく見かけるモチーフで、女にはあまり実感の無い感覚ではありますが、それだけに非常に興味を掻き立てられる謎の感情です。
ドラマのモチーフになるだけあって、こうした葛藤というのは実在するのでしょうか。

「死して残せよ虎の皮」こちらは浅井長政と信長のダブル主人公。
何もかもが正反対な二人の………アレがああしてこうなってしまう所から始まるアレな話。とっても人情家で人格者な長政様が…怖い!逃げて織田兄妹!超逃げてー!!!
だだだ誰を読者に想定してかような小説をお書きになられたのでしょうかかかかかk
描写される、あくまでも“中世日本の美的基準でイケメン”の長政さまのスペックは正直かなりきてるので、二人とも某ゲームのキャラクターのビジュアルに脳内変換して読んでみるも、それはそれで死ねる…!萌えではなく悶えになりし候。自業自得。
でも、作品の大半を占めるのは織田家VS浅井家のガチ戦記です。戦国日本地図の資料本と並べて、なんとか頑張って読んだ!
二人のアレな熱い気持ちは結局どうなるのか、これはネタバレとして内緒にしておきたい所存。


久しぶりに最近、一気に読み倒した本。
とても楽しかったです。
| 読書 | 15:27 | comments(0) | 岸田ましか |

『衛生博覧会を求めて』

P1010390.jpg
先日ネット古本屋でやっと見つけた絶版本。見たかったー。

衛生博覧会、と検索すると、お食事時にはアレな感じのものがいろいろ出てくると思いますが、かつての欧州や、昭和40年代までの日本にも実在した、とある催し物のスーベニールです。
公衆衛生と防犯を啓蒙するために、警察とかが主催したまじめな展示会…のはずなんですが、性病や性犯罪なんかも蝋細工やマネキンを多用したリアルな模型やジオラマでバッチリ具体的に表現しまくりで、結局のところどう見てもエログロ博覧会になってしまったという昭和のカオス。
その後TVの時代になって、催し物自体が役目?を終えて消滅するのですが、この本末転倒な混沌には非常に強く惹かれます。
ああ○年くらい早く産まれてたらこの怪しげな催し物が見れたのかな!でも問題のテーマのエリアはちゃんと成人向けになってたようなので、大人しか見れないけどね。

と言いつつ、まだ図版ばかり見て本文に取りかかってないので、読むのが楽しみな本です。
| 読書 | 14:05 | comments(0) | 岸田ましか |

混沌の極致『トラベル』

カオスといえばこれを読むべき!と友人にすすめられて、読んで唖然としています。

驚きのあまり画像に指入ったけど気にするな。

この作家は初めて知ったのですが、ここまで徹底して無意味なのにはただ圧倒されるばかりです。

ここで言う無意味とは、くだらないとか、あってもなくてもいいとか、どーでもいいダメなものを否定する位置付けではありません。
無意味とは、意味が存在しないこと、すなわち混沌のこと。
宇宙(コスモス)の対義語としての混沌(カオス)のこと。
カオスは私の長年のテーマでもあります。

本来、世間様は(もちろん私も)、無意識のうちに世界に秩序を求めているわけですが、例えばエンタメであるべきコミックにストーリーが存在しないとなると、何かの秩序が崩壊するわけです。
そこで、この作品のようにインパクトのありすぎる絵柄ながら、どこに行くのか分からない、誰なのかわからない、どこにいるのかわからない、感情が何もない、もちろんオチなんかない、なのにはなから無いストーリーがこのまま続きそうである、もっと正直に申せば何が描いてあるのかほとんどわからない、とまで来ると混沌の洪水の中で溺死レベルです。

そしてその混沌こそ私の大好物だったりします。

この本にはセリフが一切ありませんが、別の作品ではセリフが表現されてるゆえにますます混沌の度合いを強めているらしいので、そちらも今度ぜひとも拝見します。

混沌をコミックで表現する珠玉の名作といえば、あの『ねじ式』ですが、混沌の深度でいうならこの作品も負けていませんね!

今の私は描くことで混沌を表現するという次元に未だ至っておらず読書として楽しむのみですが、いずれは…という夢を残しておきたいものです。
今描いているものは何であれ何らかの意味があるものなので、それはそれ。

無意味=混沌というブラックホールについては、思うところきりがないので、その話題はまたいずれ。
| 読書 | 03:33 | comments(0) | 岸田ましか |

「芋虫」@ 丸尾末広

P1010168.jpg
「パノラマ島綺譚」も凄かったけど、この作品も大変。

あの乱歩の「芋虫」のコミカライズですが、これが出版できることがすごい!
しかも雑誌連載していたとは…。

というか乱歩の中でも特にやばい話。内容は少しも説明できません。
私は興味深く拝見しましたが、とりあえず虫がダメな人にはおすすめしない…。

世にも美麗な絵柄で異様と醜悪を描きあらわすこの迫力!
しかしただ淡々と出来事と風景を描いているだけでもある。とにかく凄いです。

丸尾先生には「陰獣」とか描いていただきたいなあ。
| 読書 | 00:25 | comments(0) | 岸田ましか |

「武士道とエロス」

P1010111.jpg
最近読んだ本の中からひとつ。
どうするよこの帯!ネット書店で買ってよかった。

見ての通り、武家社会にかつて存在した衆道という不思議な習慣についての本です。

(ここで語られている衆道とは、実在した男性同士のとある関係についてであり、現代女性の空想から創作されるBL・やおいというジャンルとは一切無関係と言っていいと思います。そもそも現代の出版物としてのBLも、かつての耽美という世界観とは系統的にほぼ別の存在なのですが、その話は長くなるのでまた別の機会に)

さて、見れば見るほど衆道とは奇妙な世界です。
挙げられている実例を見ると、すぐに猛烈な嫉妬の応酬になって果たし合い、敵討ちと実に血生臭い。
美貌の若衆が憎しみのあまり刃傷沙汰に及ぶ光景は想像するに凄まじいものがあります。
あまりにディープな人間関係に、これは果たして恋愛なんだろうか?それを越えてしまった何かなんじゃないかと思ったりしますが、それはきっと現代人、特に女には永久に解らない世界なのでしょう。
そこまで熱烈にお互いを求めあいながらも、稚児の旬を過ぎて元服してしまうと、ごく普通に男性社会の一員となり当たり前に結婚もするのだからこれも不思議。

もうここ此方には実在しない世界であり、今の私が持っている理解を超越した世界だからこそ惹かれるような気がします。
いろいろな考察がされていて興味深い本です。

しかしこの本をAmazonで買うと、アレな感じの関連書籍を次々「おすすめ」してくるのでまいるね!
| 読書 | 15:22 | comments(0) | 岸田ましか |

サイン本

P1010106.jpg
図書館で借りてきた資料が、思いっきり著者ご本人の直筆サイン本で驚いた件。

ご本人が、各地の公立図書館に寄贈されたのでしょうか?
| 読書 | 13:47 | comments(0) | 岸田ましか |

絢爛たる嘘「戦国幻野」

最近読んだ本。
皆川作品には圧倒されっぱなしですが、やはりこれも妖しげな吸引力を強烈に放っています。
耽美の大家が戦国を!というテーマが来たら読まずにはおられない。

数奇な、と一言で言い表せない迷宮めいた人生を辿る今川氏親の息子たち。
容赦ない残忍な時代の中、隆盛を極める華やかな駿府。
愛と憎しみがあり、あるいはまったくなかったり、生臭いほどに真に迫っていながら、目も眩むような嘘だったり。

まさにタイトル通り、幻の戦場で覚めない夢を見ているような作品です。
戦国という舞台の上では、情けない人として一瞬だけ扱われることの多い今川義元が、ここでは戦国の美醜が錯綜する途方もない世界を生き抜いて行っています。

これぞ幻想小説!

しかしこんな面白いのに版元絶版。古本屋で出会いました。
何か全集とかにまとまってないのかなー。
| 読書 | 10:51 | comments(0) | 岸田ましか |

オメガスイーツ閉店

以前メルマガの抽選で本を戴き、ぜひともお店の方に行かなくてはと思っていた神保町の素敵本屋さん「オメガスイーツ」が、閉店とは…!

本当は時間的にお出掛けはやばいのですが、今のほかに機会はないので行ってきました!

お店はそれはもう趣味に走った美しい空間で、ここが明日までしか存在しないなんてもったいない…!もっと来ればよかった。

思わず長居してしまいました。お邪魔しました!
本もいろいろ。持って帰るの重かった…!装丁がかっこいいから買い、丸尾末広先生だから買い、お手頃な古い版画も買い、何だかいろいろお持ち帰りしてしまいました。

しかしこちらのお店は、また何かの形で復活されるそうなので楽しみです!

そして今夜はオールナイトバー営業だそうで…羨ましい…。
私は遊んでしまった分、今しばらくは涙目で仕事です…。

| 読書 | 20:16 | comments(0) | 岸田ましか |

「血と薔薇」! !

仕事の電話を済ませ、資料探しに外出しようとしてポストを見たら…
「血と薔薇」当たった!
素敵本屋さん「オメガスイーツ」様からのお届け物が…!

メルマガのプレゼントを頂いてしまいました。ありがとうございました!
あの「血と薔薇」の創刊号の現物です。本物の古書です!
折れや痛みや、カラー印刷の具合などに40年近い年月を感じさせます…。

この一巻、文庫の復刻版は持っているのですが、やっぱり現物は昭和の出版物特有のいい感じすぎる雰囲気に満ちていますね。
今はない活版印刷のフォントを見ると、復刻版と内容は同じにも関わらず違った雰囲気で読めてしまいそうです。
貴重な本なので大事に読まなくては…!
小説やエッセイの内容が贅沢すぎで、長いこと楽しめそう。嬉しいー!
| 読書 | 21:48 | comments(0) | 岸田ましか |

皆川博子作品

同人誌の準備も一息ついたし、少しは読めるかな。

無知蒙昧につき、この作家を今さら知りまして、先日『薔薇密室』を初めて読んだのですが、何かがもげて落ちるほどに衝撃を受け、早速ネット書店で取り急ぎ二冊ほど取り寄せた次第。そちらのほうはまだ未読なわけですが…。
どうしてこんないいものを今まで知らなかったのか私!
もはや現代は、耽美という世界は絶滅に等しいのかなと小さく絶望していましたが、単に私が物知らずなだけでした。
どうしようもなく美しくて醜悪な世界です。

『薔薇密室』も、もう一回読もうと思う。
| 読書 | 00:03 | comments(0) | 岸田ましか |